A 邸

House-H

S53年に離れとして建てられた家を10数年前に一度リフォームしてお子様二人と暮らす仲の良いご夫婦の家です。奥様はDIY好きで、家中のあちこちに手作りのタナや、カーテンがあり、収納も工夫されていましたし、襖や壁の張り替えも自分でしてしまう器用な方でした。
ご依頼時のご希望は、一年後に地域の方が大勢集まる機会があるので、キッチンや玄関を対応できるようにしたい。思春期を迎えるお子様たちに個室を与えたいが、孤立しないような間取りにしたい。ということでした。

間続きの和室+洋室+キッチン+水廻り+納戸が既設の1Fの間取りでした。今回のリフォームでは和室とDKも繋げ、さらに子供室となった納戸スペースも引き戸でDKと繋げ、東西に風が通り抜けるプランとしました。また、DKは廊下とも一体感がでるように引き込み扉で仕切り、階段との繋がりをもたせ、2F空間とも、できるだけ繋げるよう配慮しました。

建物は建築時の基準は満たしていましたが、現行の耐震基準は満たしておらず、今回の改修工事の範囲内で可能な限り耐震補強を行うこととしました。土壁部分は耐震ブレースと併用で壁量を確保しました。
 内、外装材ともできるだけ自然素材をしようするという方針で、増築部分外壁は杉板、床材は無垢フローリング、天井はモイス、壁はモイスと珪藻土を採用しました。木部の塗装は奥様を中心にすべてDIYで、珪藻土塗はご主人を中心に下地処理などを行い、一部をプロに任せるという、楽しい工事となりました。(ご苦労もたくさんあったようですが・・・)

 
完成して数ヶ月後にお伺いしたたところ、キッチンカウンターの下の収納や、ちょっとした壁のくぼみのニッチなど、奥さまの工夫がいっぱいで、お好みのインテリアにうまくまとめてられていました。作りすぎない設計が成功だったと、とてもうれしく思いました


改修前

工事中

改修後