口総の家

House-H

s築80年くらいの平屋建てに築40年くらいの2階建てが増築された、広い住宅ですが、どちらも老朽化が進んでおり、手を加えるにも規模が多きすぎるため古い方の平屋建てのみを改修し、水廻りなどの全ての機能を移すということで、依頼をうけました。
 古民家の改修といえば、小屋裏の梁を見せて・・・というのが定番ですが、予算の制約と、冷暖房費のランニングコストを押さえるためにできるかぎり既設を残すという方向で設計を進めました。外部に関しても耐震のための改修と痛んだ壁の補修のみとしまし
た。

工事中の写真
 建具は新しく作ったものはのドア一枚(右写真)で、取り外したもの(左写真)も別の場所で再利用しました。
 過去に新建材を使って改装した床も杉板に張替ました。
 田の字型の4つの部屋は座敷をのぞいて全て杉板フローリングとし、追加された間仕切壁は杉板張りか土壁パネルに珪藻土塗りとしました。
 座敷の天井板は工務店会長が秘蔵の無垢板を合板並の値段で提供してくれました。
  床の間の書院風まどは耐震補強のため壁を設置しました。縁側部分は極端に壁が少ないので、4箇所の壁を耐震補強しました。
 襖も骨にかなりの痛みがありましたが、補修して張替ました。
既存の柱や梁は割れたり、傷が付いたりしている部分もできるだけ隠さず、見せ、新しい木と古い木も色を合わせて塗装することは避け、ありのままの姿で、経年変化を楽しむという方針にしました。

改修後

改修前